編集後記 2025年9月号 Vol.95
畔の草刈りを終え、久しぶりに実家の庭で缶ビールを開けた。
母屋の裏で、九十二歳になる親父が風呂場の床を直している。木材を前にすると年齢を忘れてしまうらしい。この家は築百五十年を迎えた古民家。私で五代目。長い時間を受け継いできた家に、今年の夏は初めてクーラーを設置した。家も身体も、長持ちするには手をかけることが欠かせない。修繕仕事に汗を流す親父の姿を見ながら、そのことをあらためて思う。(真)
第95号【表紙】
タイトル【別府弁天池】
先日訪れた山口県美祢市にある弁天池を描きました。
〔イラスト・後藤広樹〕
